妊婦さんとお子さんの歯を守るために必要なこと

歯の特性から大人よりも虫歯になりやすい子どもや虫歯・歯周病リスクが高まる妊婦さんのお口は、特に注意してケアをしなくてはなりません。こちらでは、妊婦さんとお子さんの歯を守る際の注意点やケアのポイントをご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

牛久駅エリアからも通えるつくば市明神の歯医者「正岡デンタルクリニック」では、妊婦さんやお子さまの歯の健康に関するご相談も承っております。

これからママになる方へ

健康で丈夫な歯を育む食事とは?

健康で丈夫な歯を育む食事とは?

大切な我が子には、いつまでも健康な歯でおいしく食事を楽しんでほしいもの。そんな生活に欠かせない健康な歯を育てるには、さまざまな食べものをバランスよく摂ることが何よりも大切です。また、妊娠中の食事はお腹の中の赤ちゃんに影響を与えるだけではなく、妊婦さん自身のデリケートな身体にとっても重要です。バランスの良い食事を心がけましょう。

部位 望ましい食べもの
歯の土台 良質なタンパク質が、健康な歯の土台を育みます。
【例:肉・魚・大豆製品】
エナメル質 ビタミンAを多く含む食品を、積極的に摂取しましょう。
【例:ウナギ・レバー・卵・ニンジン・ホウレンソウ】
象牙質 ビタミンCを多く含む食品を、積極的に摂取しましょう。
【例:パセリ・ピーマン・キャベツ・果物】
カルシウムの代謝・石灰質の調整 バランスよく、ビタミンDを摂取するように心がけましょう。
【例:レバー・シラス干し・イワシ】
カルシウム・リン・石灰質 歯の石灰質を育む、直接的な栄養素が欠かせません。
【例:牛乳・小魚・海藻・卵黄】
妊婦さんのお口の中のケアについて

妊婦さんのお口の中のケアについて

妊娠中はつわりやホルモンバランスの変化によって口腔内環境が悪化し、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。そのため、妊娠中は普段以上にしっかりとお口のケアを心がけましょう。以下、起こりやすい変化をご紹介します。

つわりの開始 つわりによって食事の時間が不規則になる、歯ブラシを口の中に入れることが辛くなって十分なブラッシングができなくなる、などの影響で、お口の中に汚れが残りやすくなります。
ホルモンバランスの変化 妊娠中は女性ホルモンの分泌量が増えます。女性ホルモンには歯周病菌の増殖を促すという特徴もあり、これにより歯周病リスクが高まります。
唾液の減少 妊娠中は唾液の分泌量が減少する傾向があります。それに伴い、唾液によるお口の自浄作用も低下するため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
免疫力の低下 妊娠中は免疫力・抵抗力が低下するため、口腔内の細菌が増殖しやすくなります。歯周病は、身体の抵抗力と関係する病気であることがわかっています。

妊娠中に歯科治療を受けることはできる?

「妊娠中でも歯科治療を受けられますか?」と質問される妊婦さんは非常に多いのですが、虫歯や歯周病のリスクが高まる妊娠中は、むしろ積極的に歯医者に足を運んでいただきたいと私たちは考えています。ただし、歯科医院の受診には適切なタイミングがありますので、注意しなくてはなりません。

タイミングなどがご不安な方は、一度牛久・つくばの歯医者「正岡デンタルクリニック」ご相談ください。

受診のタイミング

妊娠初期

妊娠初期

4か月ごろまで

妊娠中期

妊娠中期

5~8か月ごろ

妊娠後期

妊娠後期

8か月以降

つわりがひどい方も多く、切迫流産の危険性もある時期なので、できれば診療を控えましょう。ただし、痛みや腫れなどがひどく、応急処置が必要な場合はお早めにご相談ください。 安定期とも呼ばれる妊娠中期は、治療に適した時期だと言えます。痛みや腫れといった自覚症状がなくても、このタイミングで一度歯科医院を受診されることをおすすめします。 お腹が大きくなると、診療台で身体を倒すことが辛くなる方もいらっしゃいます。また、突然の陣痛が来るという可能性も考えられますので、できれば歯科治療を避けましょう。

お子さんの歯を守るためには「協力」が欠かせません

私たち歯科医院では、来院されたお子さんの歯の健康を守るために全力を尽くしています。しかし、歯の健康には普段のライフスタイル・生活習慣が大きく関わってくるため、歯科医院だけでは完璧にサポートできない部分も多々あります。

お子さんの大切な歯を守るには、ご家庭での毎日のケアや食事の工夫、定期的に歯科医院でメインテナンスを受けさせるなど、親御さんの協力が欠かせないのです。

子どもを「歯医者嫌い」にしないために

子どもを「歯医者嫌い」にしないために

お子さんが虫歯になってしまったら、治療をしなくてはなりません。そうなれば、「歯医者は怖いところ」「痛いことをされるところ」など、歯医者に対する苦手意識が芽生えてしまうこともあるでしょう。

親御さんに意識していただきたいのは、虫歯になる前に「歯医者デビュー」をさせてあげることが大切だということです。痛い治療が必要にならない状態なら、苦手意識を感じずに済む可能性が高まります。定期的に歯科医院でお口のチェックをしておけば虫歯にならないかもしれませんし、たとえ虫歯になってしまっても早期発見で負担の少ない治療が可能です。

また、親御さんご自身がお子さんのお口に興味を持ち、仕上げ磨きや日々のチェックをしてあげることも大切です。そして、何か気になることがあれば、歯科医院へ。この習慣が、お子さんの健康な歯を守ることにつながります。

乳歯は虫歯になりやすいってホント?

乳歯は虫歯になりやすいってホント?

永久歯よりもエナメル質が薄い乳歯は、虫歯になりやすいうえに虫歯の進行スピードも速いという特徴を持っています。

また、乳歯はいずれ生え変わるから……といって虫歯を放置してしまうと、生えはじめの永久歯が虫歯になったり歯並びに影響が出たりするなど、その後の歯に影響することも考えられます。お子さんがずっと健康な歯で、ご飯をおいしく食べられるように、乳歯のうちからしっかりとケアをしてあげましょう。

正岡デンタルクリニックの「診療コンセプト」は、こちらでご案内しております

妊婦さんの歯科治療・小児歯科のご相談は、こちらからお願いいたします